不妊治療記録その4 転院に悩む〜採卵③移植④、そして現在

その4です。
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自分も不安な時とかに人のブログを読んで大変参考になったので誰かの助けになればいいなと思って書きます。
あんまり用語の解説とかはないです。時系列順。

【2023年5〜7月】お休み期間、転院に悩む
稽留流産ってことでまた子宮が元に戻るまで2周期くらいお休みすることに。
期間中、かなり転院について悩む。
この検討作業は、言われた通りやる脳死タスクから外れるのでだいぶしんどかったです。

*理由*
・他にやりようがあるのではないか
先生はよくやってくれているけど、基本1人で全員を見ているから、有名な病院で医者が何人もいる、みたいなとことはやっぱり勝手が違うのではないか?
3回移植して段階は進んでるけど細かな説明が毎回あるわけじゃないし、もっと明瞭なところの方が自分に向いてるのではないか?と思った。
また今後着床はするものの心拍確認までいかないことが続く「不育症」だった場合に、今の病院では検査の体制がなかった。

・もっとドライで待ち時間の少ない病院がいいかも
毎度最低1時間、長いと2時間待つ。なのに診察は5〜10分。そして会計までまた15分くらい待つ。それは先生が割と人情型の人で、一人一人に寄り添っているからだと思われた。
(とはいえ不妊治療の病院はかなり待つのがセオリーだったりする)
私は寄り添いとかいらないのでもっとドライにやってもらってよかったし、実際それを謳って待ち時間30分に短縮してる有名医院もありかなり揺らいだ。
なんなら初診の予約までしていた。


結果、転院はしなかった。
本当に悩んだけど、転院したからと言って結果が改善する保証はないことと、1から始めるタイムラグを思うと今の病院で段階は毎度上がってるし、そのまま続けようと僅差で思えた。
ただし保険内の移植はあと3回。(6回まで保険が効く)
それがダメならもう自費診療になるのでさまざまなことができる大きな病院に行った方がいいから、そうなったら転院しようと思った。


【2023年7月〜8月】採卵③
お休みを経て7月末に3回目の採卵。慣れたけどやっぱり毎度嫌だ。
今回は今までで一番痛くなかったけど、麻酔が切れた後の痛みがやばくて立ってられずヨロヨロタクシー捕まえて帰った。
どうでもいいけど暑い中全然タクシーが来なくて、前に海外旅行帰りの若いゴシック系のカップルが並んでて2台来たから私も乗れる!と思ったらカップルじゃなくて他人だったから結果もう1台来るまで待った。
ペアルックくらい服の系統似てたのに!?納得いかなかった。

採卵と培養結果なんですけど、確か10個以上取れて6個凍結で状態も全て良くザクザクで笑った。
何があれって、漢方飲み始めてから初めての採卵で鬼のように結果がよかったため怖かった。漢方、何者?
職場の人も漢方飲み始めてから卵の質がぐんと上がったって言ってた。怖い。


【2023年8〜10月】お休み期間、移植④
また2ヶ月お休み。
年一の恒例となってる福岡訪問今年もめちゃくちゃ楽しかった。
10月頭に移植。その後夫婦で金沢に旅行に行ってめちゃくちゃ満喫する。
いずれにしろストレスを溜めない方が良いので本当に楽しく過ごした。

余談だがちょうど10月の移植期に職場の後輩にメンタルをやられかけてしまい、もしこれでストレスで生理が来なくて移植の見通しが経たないとかあったら私はこいつを一生恨んでしまうと思ったんですが早めに逃げられたのでもろもろよかったです。

そして来たる10/11の判定日、陽性。
hCGもたしか200くらいあった。初めて初回でいい数値が出る。
少しホッとしたけど全く安心はしてなくて、引き続き淡々と通院する。

その後胎嚢、そして初めて心拍確認までできてびっくり。
実感もないまま出産する病院も決めて紹介状を書いてもらったりした。

本当に実感がなかったから、一番グッと来たのは約2ヶ月の薬ジャラジャラ生活から解き放たれたこと。
それと転院先の初診予約を取ったのでいつまでこの病院に通うのか聞いた時に、先生がニコッと笑って
「あと2回くらいかな?こんな所に長くいない方がいいけど、もう少しだけ僕たちに赤ちゃん見させてくださいね。」って言われた時にマジで泣いちゃいそうで我慢した。

人情型は私には必要ないと言ったものの、私はこの先生が初回の夫婦カウンセリングで私と夫、両方に向けて熱心にさまざまな話をしてくれたことが好印象だったし、
ちょっととぼけたような口調や、移植の時に「ウオオオオー!」とか言って気合いで移植してくる謎のムーブとか笑えて好きだったんですよね。
このおじちゃん先生がとんでもない熱意で、ほとんど休みもなく、きっと業界的にはそんなに儲からない不妊治療という分野で人に向き合っていることを、予定外の長い治療期間で知ってたから、この先生のもとで一旦結果を出せて本当に良かったなと思いました。

それに診察中は毎度後ろで看護師さんが見ていてくれてて、先生の話が長いと「やれやれこのおっさんは...」みたいな目で見てるのがツボだったんですが、
ちょうど最後の通院の時の看護師さんが割とよくいてくれる人で、その2人に向かって頭を下げてお礼を言った時に本当に胸いっぱいになってしまいました。

約1年と7ヶ月、タイミング法の時やブッチした期間も入れるなら約3年でのクリニック卒業でした。


【2023年11月〜】そして今
そんなつもりなかったのに筆がノリに乗ってしまい妊娠COになってしまいました本当に私って...のやつ...。
でも結局治療出身者なので、いついかなる時も流産、死産の可能性があることを知っていて、全然喜びまでいっていないのが本音です。
だから、と言ったら変だけど、もしこの先どうなっても、この治療期間に悔いはないなという想いも込めてほぼ全てを書きました。

とはいえ日々きっとお腹の中で成長はしてくれてるはずなので、いつまでも実感ないとか言ってないで少しずつやれることをやってこうと思ってます。

一旦治療記録はここで終了。
この約2年、不妊治療が自ジャンルすぎて書きたいことがありすぎたため長くなってしまいました。
本当はまだまだたくさんあるんだけど収拾つかないのでこれくらいの勢いで書くのがよかったかも。
読んでくださった方ありがとうございました!

かなり時系列順に事実を淡々と書いたので、次の投稿でもう少し気持ちの話をして〆ようと思います。